薔薇をモチーフとした幾何模様のティシュー・コプト裂です。
薔薇の花は、コプト織の生まれたエジプトでも、古代より薬の抽出や効能が認められ、親しまれたそうです。



紅を主とした多色の簡素な花文は、日本古来の紋様や色彩感覚とも、響きあうように思います。
額椽はフランスの古いオークと合わせました。
溝彫りの細かく、重厚で美しい額椽です。青花の会へ出品いたします。


コプト花文裂 5~7世紀 35cm×11cm
(額椽 46.5cm×28.5cm)


青花の会 骨董祭 2019

6月7日(金) 17-20時 (内覧会)
6月8日(土) 11-19時
6月9日(日) 10-17時









青花の会骨董祭にて2日目から出品の「おすすめ品」を紹介します。

デルフト焼のブルーと白釉の柔らかな肌合いの犬置物。この種の置物は、数も多くはなく貴重なもので、ヨーロッパでも評価が高く人気があります。




概ね、脚元には台座を備えてどっしりとしていますが、この2匹には足裏まで釉薬が掛かり、すっきりとした印象の珍しいものです。
ペアで見つかったことは幸運で、2匹で1つというそれが、より一層に愛らしさを増しています。

掌に乗るほど小さく可愛らしく、吹墨の柄もどこか東洋風。自然と親近感が湧いてきます。

犬を愛する人も、デルフト好きな方も、是非2日目からの会場にてご覧になってください。



デルフト藍絵犬置物 オランダ 18世紀
W5.1cm D5.2cm

青花の会 骨董祭 2019

6月7日(金) 17-20時 (内覧会)
6月8日(土) 11-19時
6月9日(日) 10-17時













無地の角徳利は、灰釉系の御深井釉のようにも見えますが、産地は判然としません。
山陽や四国地方の角瓶系なのか、西洋ボトルの影響がある輸出品なのかも判りませんが、この肌合いと形の美しさは、用途は無くとも静かに眺めていられそうです。




隣のお皿は今回フランスから持ち帰ってきた、おそらく西洋向けの灰釉洋皿。

日本で二つが出会って、隣り合わせても、共通する気配がありました。
こちらも今回の小テーマ「交差する憧憬」と併せて青花の会骨董祭へ出品いたします。


無地角徳利 江戸期 21cm高
灰釉洋皿 20.5cm径

青花の会 骨董祭 2019

6月7日(金) 17-20時 (内覧会)
6月8日(土) 11-19時
6月9日(日) 10-17時









日本からの注文品と思われるデルフト焼の茶碗です。
小さな高台、端反りの器形の碗型は東方らしく、ヨーロッパの錫釉陶では異形です。
流れてよろけてしまった線、おおらかな花の絵に、伸び伸びとしたあかるさを感じます。





「交差する憧憬」と併せて青花の会骨董祭へ出品いたします。

持ちやすく、12cm程の茶碗に適した嬉しい寸法です。直しがありますが、丁寧に繕われており使用可能な状態です。


デルフト藍絵花文茶碗 17世紀末
11.8cm径 6.5cm高

青花の会 骨董祭 2019

6月7日(金) 17-20時 (内覧会)
6月8日(土) 11-19時
6月9日(日) 10-17時








螺旋状に花づくしにした、デルフトの藍絵花枝文皿。
中央を囲う唐草のような連続紋様からは、東洋の影響が認められます。




絵柄はまるで千花模様。貴婦人と一角獣や、ユニコーンのタピスリーを連想しました。

デルフト焼のこの時期のごく薄手な同種の藍絵皿と比較してみても、極めて細かく丁寧に描かれた美しい絵付けです。




東への憧れの果ても超えて、すでにこの頃にもうデルフト独自の世界へと到達している感があります。青花の会骨董祭にて、ぜひお手に取ってご覧ください。



デルフト藍絵花枝文皿 オランダ17世紀末頃
22cm径 3cm高

青花の会 骨董祭 2019

6月7日(金) 17-20時 (内覧会)
6月8日(土) 11-19時
6月9日(日) 10-17時








元禄期か或いはそれより少し後に、肥前有田で輸出用に制作された扁平なヨーロッパ向けの皿と思います。




本来ならば染付素地があり、色絵で飾られたものが、白磁の無傷状態で見つかりました。





この真白の端正な皿からも、西洋への憧れをじわじわと感じ入ることができます。「交差する憧憬」に併せて青花の会骨董祭へ出品いたします。


白磁洋皿 1700年代前半頃 23.2cm径


青花の会 骨董祭 2019

6月7日(金) 17-20時 (内覧会)
6月8日(土) 11-19時
6月9日(日) 10-17時







今日は青花の出品物ではなく、店頭に並んでいる商品から紹介します。

トスカーナ地方の木箱に続いて、こちらも同地方産のとても古い金具です。
凝固剤(錆止め)で固められて、今はオブジェと化していますが、一体なんの為の金具だったのか?




最初はわかりませんでしたが、ヨーロッパの雨戸である鎧戸を開けた際に、それを固定するための金具と判りました。

ヨーロッパの街を歩いて、鎧戸が付いている家を見上げると、今もその横には留め具の役目をする、こんな金具が取り付けられています。その中には女の子や、男性の顔がデザインされた留め具もあるようです。

中世の街並みを散歩しながら、窓を観察してみるのも楽しい発見があって、面白いと思います。



イタリア最古の橋、ポンテヴェッキオを撮影したもの。ボヤけていてすみませんが、窓の留め具がしっかりと写っています。
これ、ペアで見つけられていたら、これから家を建てる人も実用できたかもと思うと残念ですが、曲線を眺めたり、置いているだけでも絵になる形です。


最後に、金具の留釘のような部分は、構造上本来は反対向きだったのでしょうが、飾るために上向きに変えたであろうと思われます。
前の持ち主も、こうして飾って眺めて、きっとイタリアの古い景色を夢想したのかもしれません。


鎧戸の留め具 イタリア18世紀頃
17cm長さ 売約済み










イタリアではトスカーナ地方を巡りましたが、中世の建物を多く残す旧市街で出会った宝飾品を入れた手彩色の木箱です。




モミジのような葉と、かすれて消え入りそうなはかない金彩の絵付け。東洋の漆器のようでありながら、ヨーロッパの色気が漂うこの箱も、青花の会での小テーマ「交差する憧憬」に合うのではと思いました。

東洋への想いがあったのか、それは分かりませんが、日本に持ち帰ってみて、畳の上に置いてみたら不思議とそのほうが、イタリアで見た姿よりも断然馴染んで見えてきました。


手彩色葉文木箱 イタリア18-19世紀
15cm径 6cm高

青花の会 骨董祭 2019

6月7日(金) 17-20時 (内覧会)
6月8日(土) 11-19時
6月9日(日) 10-17時









今日は雨のつよい荒れた天候の中、ご来店誠にありがとうございました。5月中は木金休みで、あすも営業いたします。

昨日に引き続いて、青花の会骨董祭へ出品する1日目おすすめ品の二点を紹介します。こちらも小テーマ「交差する憧憬」に沿った出品です。

右手の瓶は輸出用として有田で焼造されヨーロッパへと運ばれた、色絵の六角瓶です。型紙摺を用いて西洋的な文様である葡萄文を表して、その上から赤と少量の金彩を乗せた染錦と呼ばれる色づかいをしています。



注文品としてヨーロッパの宮殿や邸宅に合わせたので、吉祥文や日本の草花、東洋の風景や人物図など、染錦も和風かつ華麗なものが多いですが、これは珍しく葡萄という西洋風幾何文に、赤を効かせて、総柄ながらも抑制のある落ち着いた印象です。
また、輸出ボトルは四角形の瓶が多くを占める中、六角形というのも稀に見るもので、そして小型なのは旅の際に使った携行用と思われます。
一旦は海の向こうへ渡って、里帰りをしてきた六角瓶。柄も形も、瞬時には何処とも言えないような不思議な器から雅な異国を思います。



その隣へ置いたのはデルフト焼の小さな花瓶。文様は虫や草花を描き、景徳鎮や有田磁器からの影響がうかがえ、確かに東洋の染付への憧れが見えてきます。この花瓶は、小指ほどの小さなもの。デルフト焼には特別に小さな陶器が時々出てきますが、その存在の詳しくはまだ不明なことも多いと聞きました。



二つを隣り合わせにすると、どっちがどっちの国だったか。交わる憧れは、時空を超えてここではない何処かへ導いてくれる気がします。

詳細や通販に関するご質問など気兼ねなくお問い合わせください。



色絵葡萄文六角瓶 H15cm w6.8cm
デルフト花鳥文小壺 H6.3cm W3.8cm
17世紀末-18世紀前期


青花の会 骨董祭 2019

6月7日(金) 17-20時 (内覧会)
6月8日(土) 11-19時
6月9日(日) 10-17時








昨年につづいて今年も青花の会骨董祭へ出店いたします。

今回は小テーマ「交差する憧憬」として、異国への憧れや東西交流が織りなす調和を探してみたいと思います。

遠い国を想像することしか出来なかった時代。異国の文物を眺めては、こんな花が咲いているんだとか、暮らしの違いに思い馳せたでしょう。

写しや模倣とも異なる、未知の憧れから想像して生まれたものたちには、その時代だけの豊かさや美しさがある気がします。
知らない事での拙さゆえに、そこに雅味を感じてしまうのかもしれません。



画像のデルフト小壺は、デルフトでは珍しい幾何学文様の柄です。
日本の文様にある石垣文や羽文様とよく似ていますが、これは図が横向きとなっています。
実際に模倣であったのか、定かではありませんが、細かな連続模様に和を感じる美しい小壺です。

まずは、実験的な小企画なので、数も種類も少ないと思いますが、楽しんでもらえるよう努めます。その他はいつものように好きなものも出品します。
このテーマは、今後も自分の中で取り組みたいことでもあります。


デルフト幾何文小壺 18世紀 13.2cm高 5.5cm口径


青花の会 骨董祭 2019

6月7日(金) 17-20時 (内覧会)
6月8日(土) 11-19時
6月9日(日) 10-17時

会場

① la kagu 2F Soko
② AYUMI GALLERY
③ AYUMI GALLERY CAVE
④ セッションハウス・ガーデン
⑤ セッションハウス・スタジオ
⑥ 工芸青花 一水寮内

※会場は6ヶ所ありますが、当店は今年もla kagu 2F sokoへ出店いたします。









川揚がりの古代ローマ把手付瓶とフランス南部にて、石膏で作られた古い卵。
およそ2000年近く隔たりがありますが、不思議と馴染む肌合いです。

本日はおよそ一ヶ月半ぶりの営業日でしたが、開店と同時にご来店いただき、本当にありがとうございました。
明日も荷解きや値付けをしつつ、ご来店お待ちしております。


古代ローマ把手付瓶











一ヶ月間という自身のヨーロッパ仕入れ経験では初の長期でしたが、無事に終えられてこれから帰国いたします。現在、乗り継ぎ便の待機中です。

帰国後は5月12日日曜日の11時より開店予定です。


写真は今回出会えた家具の中で、一番美しいと思った長椅子です。
座面、背板ともに驚くことに厚い一枚板で作られ、長さは2メートルを超えるとても大きなものです。
到着は7月中頃の予定、今から届くのが楽しみでなりません。
長椅子の詳細はコンテナ到着後、再度ご紹介いたします。
お楽しみにお待ちください。






中世のブロンズ製スプーン。柄先には天使のような装飾があり、羽やおへそ、後ろ姿を見ればお尻も確認できる愛らしい姿です。



フランスで見つけましたが、発掘品に詳しいパリ在住の友人に聞くところによれば、緑青の色や付き方からセーヌ川出土のものではないかとのこと。

永い時間を経たブロンズは独特の温もりというか、柔らかな手触りを感じますが、同時に中世の硬く鋭い意匠も未だに残した静かな美しい匙です。

(現在もヨーロッパ買付中ですが、商品に関するお問い合わせは気兼ねなくご連絡ください。)


ブロンズ製スプーン フランスもしくは周辺国 11cm
1400年代頃

売約済み









新たな時代を異国で迎えて、和洋が繋がるような明るい綿布を眺めています。

華やかさだけでなく渋みもあるヨーロッパ更紗を探して、好みの色や図案を今回の買付でいくつか見つけました。

時代を経た幾何小紋と鮮やかな真紅は、しっとりと落ち着き、道具包みや風呂敷にも合いそうです。
青花の会での当店のテーマと併せて出品しようと考えています。買付も後半へ、あと1週間とちょっと。頑張って探します。


ヨーロッパ更紗 1880年-1900年頃









イタリアの古都で巡り会えた一体の木彫像、1700年代のプレゼーペ・ナポリ。優しい眼差しの美しい女性、聖夜の頃に飾られる人形です。

フランスへ戻り買付も中盤。
雨上がりのパリ、風が強くて大変ですが快適な気候です。











トスカーナ地方で買付中、天井画や壁画、ロマネスク様式を街中の至る所で。染み込んだ長い時間と歴史に圧倒されます。もう少しイタリアを巡ります。









ノートルダム寺院火災はパリ滞在中でのまさかの悲しい出来事です。信じられず信じたくないですが、自分の出来る事をして帰ろうと思います。

フランスでの買付中、特別な出会いにも恵まれ、ずっとずっと念願だったタピスリーと巡り合えました。
16世紀フランスの断片ではない一枚の綴織。可愛いらしい鳥も居ます。









遅くなりましたが、春の目白コレクションへお越しいただきました皆さまに深く感謝申し上げます。また次回の秋頃、よろしくお願いいたします。

ひと息して、本日から1ヶ月間のヨーロッパ買付です。
6月に開催される青花の会骨董祭への出店に向けて、よい出会いを願い行ってきます。

青花では小企画を考えていて、画像の阿蘭陀皿もそれに関する出品。楽しい企画となるよう、各地を巡り探し歩きます。








御深井釉や太白手に型紙摺絵など、江戸前期から幕末頃までの美濃や瀬戸産のやきものです。小ぶりで、ちょっとあったら試してみたい、酒器の代わりにもなりそうものを選びました。

いよいよ今週末からです、目白コレクションへ出品します。








金銅六器などの金属器を写した、須恵器の脚付盃。
かたく焼けて薄い器体の端反りは端正なのですが、手にとると未完成なゆらぎも、ある。

出来てるようで不安定、却ってそれも愛嬌で、魅かれる一因か、と思いました。

須恵の肌合いは、冷たいものをそそぎたくなります。これからの季節にどうぞ。


須恵器脚付盃
4.8cm高 8.6cm径
目白コレクション出品








hondakeiichiro

Author:hondakeiichiro
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11月の休業日|
22(木)、28(水)、29(木)、30(金)






企画展 2018 |

chikuni exhibition
2018.10.13 sat - 21 sun




お問い合わせ|
keiichirouhonda@gmail.com