初期伊万里クルス文皿 売約済み
沢山のお問い合わせをいただき誠にありがとうございました。


久しぶりにwebサイトのトップを更新しました。
顔となるものだから、特に自分らしくて気に入っていて、季節感もあるものを…
と考えているうちに時間がいつも過ぎてしまいます。

唐草紋様の中にクルス文の隠された初期伊万里皿。信者は秘蔵して信仰を守っていたのか、純粋な宗教心が描いたのか。
真相は不明ですが、絵に迷いのない美しい皿です。
今年も良い聖夜となることを願って。





デルフト色絵幾何文タイル、柳茶碗

すらりとした柳の鉄絵は欧文か抽象画に見えてしまう。瀬戸或いは美濃地方で江戸後期頃に製作された碗と思います。
幾千幾万と描いた果ての鉄絵は、その職人の名札のような役目ともなるのか。
器形も美しい茶碗です。


柳茶碗 江戸後期 売約済み








1894年と刻印された中部ヨーロッパのグラヴュール装飾の扁壺瓶。

毛並や肉づきが細密に彫刻され、紋章に豹文の仔馬が描かれています。
優れた技術がうかがえますが、どうしてかこの可愛らしい馬からは、精巧な技術や確かなガラス工芸というより、実直なグラヴュール工の姿を思い浮かべてしまいました。



書かれた文字からその人柄が浮かぶのと同じく。
強い彫り跡にある、四つの脚でしっかり前を向き立っている仔馬は、凛とした正しさでこちらを見張ってくれているような。
劇画になり過ぎず、マンガ風とまでも行かず、隣で飼いたくなる優美な仔馬です。



この仔馬の瓶は、12月に目白で開催される催事のアンティーク&ブロカント目白に出品いたします。僕は先日お伝えした「古民具と装飾」というテーマで、品物をお持ちします。


グラヴュール装飾扁壺瓶 中部ヨーロッパ 1894年 H12.5cm








長石釉の輪花長皿。
地元の岐阜で何度か仕入れたことのある種類ですが、この形に触れるのは今回が初めてでした。
リボンや蝶々のような緩くふわりとした形に反して、肌は貫入びっしりな渋さ。奇妙なギャップが、魅力にもなっているのかと思います。



おそらくは幕末明治頃の瀬戸なのでしょうか。確かな事は不明ですが、静かな味わいがあり、この時期の料理も引き立ててくれそうです。


長石釉輪花長皿 幕末明治頃 18cm横幅
売約済み







目白コレクションが無事終了しました。
地方に住む僕たちは、関東の常連さんや馴染みの方々にもお会いできる貴重な機会です。応援してもらい支えていただいていることを、実感します。
今回も本当にありがとうございました。

でも、一息したのも束の間、また1ヶ月後に目白へ行きます。

西洋の古いものに限定した催事、アンティーク&ブロカント目白の第2回が12月8日、9日に開催され、出展します。

僕らは「古民具と装飾」というテーマで、小規模ですが品物を持っていきたいと思います。詳しい内容についてはまた後々…。

画像は出品する子供用サイズのコファーの裏面。味わいのある金具と鋲。隣にはハートの彫り装飾。こちらもまた後に全体像をアップします。

店舗は11/10土曜から営業します。
11日日曜は午後2時から開店いたします。










白釉陶に数字入りの二種。





白釉数字マグ フランス18-19世紀



ステンシル技法で華やかな草飾りを施したフランスのマグ。状態良く、普段使いの珈琲用などにおすすめの大きさです。




マジョリカ住居番号タイル 18世紀




〔3〕のタイルは住居番号や戸番を示したマジョリカの古タイルです。

住居番号の発祥は16世紀のフランス。
このタイプは19世紀頃まで使用されていたと思われますが、今回のものは南仏で見つかり未使用に近い状態で発見された、17世紀末から18世紀前半頃の製作と思います。大判なので皿や敷陶板にも。

目白コレクションも、いよいよあさってから開催です。いつも緊張もありますが、とても楽しみな催事です。

まだまだ梱包も終わらず準備の途中なのですが、開催までできる限り出品の紹介を続けたいと思います。よろしくお願いします。






下の木箱に隣り合わせに納まっていた弥生小壺と高杯。ふしぎと内裏雛や夫婦のように思えて、このまま離さずに誰かにお渡しすることが出来たらと。目白コレクションへお持ちいたします。







デルフト染付幾何花文八寸皿と古伊万里瑠璃釉平皿。共に18世紀頃の和洋の青。目白コレクションへ出品します。



目白コレクション







フランス18世紀頃のガラス注器二つ。

左は簡素な日用品のガラス、右は高級な貴族のためのガラス。同時代頃の対照的なふたつですが、別々な魅力を感じます。

緑色のガラス瓶はノルマンディー地方の酒瓶。とても軽く薄い造りですが、口元は分厚くなっており、徳利にも使えそうです。
右手の把手付き瓶は、はじめて扱うもので正式な用途はまだ判りませんが、卓上で使用した一種のガラス道具なのかなと思いました。特徴ある形に沿って、流れるようなカットを施しています。



目白コレクション出品







王家または貴族の紋章が描かれた小さなマジョリカのアルバレロ。

マジョリカ陶器の色絵は、地中海を想わせる明るい発色の華美なものも多いなかで、適度な余白があり、すっきりとした番鳥の絵図は日本の風土に置いてみても似合うのでは、と思いました。



左手の一羽は陽気に歌でも唱えていそうな口元。もう一羽は飛びながらまるで眠っているようで、可笑しくも愛らしい絵です。

初夏頃にご紹介したマジョリカ魚文と同様に、小振りで窪みもしっくりと手に馴染み、見立の酒杯やコップ代わりにも使えるサイズ感です。状態良好。内部の白釉にも艶がよく出ています。目白コレクションに出品いたします。



マジョリカ色絵紋章小壺 1700年頃
h10cm w6.7cm
目白コレクション出品






50cm程の大振りなオランダのスペキュロス菓子型。

民族衣装風の男性が細密に彫り込まれた、素朴でおおらかな西洋古民芸。抽象的な木彫も大好きですが、こんな真面目な彫りものにも、和み心が動かされます。



「欧州の家具と古民具」に載っていたような、どんと大きく朴訥で優しそうな人物木型が欲しいなぁと思っていたので、嬉しい出会いのひとつでした。目白コレクションへ持っていきます。



菓子木型 オランダ19世紀 H51cm
目白コレクション出品







目白コレクションの出品物より、西欧の酒器として見立てられそうな三種です。

染付水注は、東洋の影響を受けておそらく石垣文様と唐草文らしき図柄を描いていますが、呉須が流れてしまい、あやふやな絵の仕上りです。



しかし、それがかえってマーブリングやデカルコマニーのようになり、奇妙な味わいと魅力を生み出していると思います。
使い手により、見えてくる景色も色々と。抽象的な絵が面白みある水注です。




隣の白釉マグはスペインから。強い酒類を飲んだのか用途は定かではありませんが、古手であまり見ない形の白釉です。サイズ感は日本酒用にもぴったりと思います。




ピューターのトレイはリムが細く大振りな30cm程。両面共に製作段階で付着した成分は景色とも観れて、盆に使うに和の器とも合いそうです。

阿蘭陀染付水注 オランダあるいはフランス北西部 1700年前後 H12cm 容量150ml
スペインデルフト白釉マグ 18世紀 H5.2cm
ピュータートレイ フランス18世紀頃 W30cm

目白コレクション出品






日本の色絵につづいて、今日は西洋の色絵です。
マジョリカの色絵タイルですが、サイズが小型で可愛らしいものです。
羽を広げて今にも飛ぼうとする動きのある鳥と、ぼんやりと佇むような静かな鳥。

マジョリカ色絵タイル 17世紀 6,5cm径
目白コレクション出品






唐草に牡丹、中央四方の紫色はおそらく太湖石が描かれた古九谷の色絵角皿。
残念ながら、焼成の緩い甘手で真ん中に窯傷もあります。

しかし、よおく眺めてみると左右に伸びる窯傷を活かして、それを小枝に見立てて草花を上絵付けしているのでは、と気が付きました。
古九谷の代表作の一つにも、窯傷を図柄へと見立てて創造した畦道図皿があります。

仕入れた当初は、また自分好みに偏った甘手な傷のあるのを増やしてしまった、、と思っていましたが、今では見え方がガラリと変わって欠点も逆に愛らしくみえる不思議なもの。

自然に出現した細く伸びる傷の上へ、人の手で描き足された絵に、慈しみや心意気を感じます。
色々と助言いただいた、常連のお客様に感謝です。


古九谷色絵唐草文角皿 江戸前期
14cm×10.7cm×2.8cm
目白コレクション出品








古代ガラス

香水や薬類を容れたローマングラスの香油瓶。

とびきり綺麗な球形のふくらみに、ただ、美しいと思いました。
ふれたら、今にも崩れ壊れそうな自然物のような柔らかな丸み。



銀化の被膜と、元来の淡黄色ガラスの色味もあり、半分づつに楽しめます。



先月の買付にて、長くエジプト在住だったという現地イタリアの方より譲っていただいたものです。
目白コレクションにてご覧ください。



古代ガラス長頸瓶 H10cm(台座除く) イタリアあるいは東地中海地域









来週末の11/3,4は目白コレクションへ出店のため上京します。秋の買付品を中心に、その日に向けて集めてきた品物を和洋織り交ぜてお持ちします。

出品物から、オランダ17世紀ブロードリムのピューター大皿。共に35cmを越える大きさで、広いリム幅に、程よく深みを持った見込みに落ちる陰影も美しいバランスの優れた2枚です。

紋章付きは、幾分軟らかく色味も明るい銀色、イニシャルを刻んだ方は少し硬質で若干黒っぽい鈍色の印象です。



ピューター大皿 オランダ17世紀
紋章 42cm径


ピューター大皿 オラン17世紀
イニシャル 38.5cm径







蔓唐草文ボウル フランス19世紀 売約済み

蔓唐草文様のカフェオレボウル。
西洋の蔓が、染みて変色すると紅葉した景色のような。ぼろぼろで文様も消えつつはかない。
先日の欧州仕入れで目にした瞬間に、はっとしたものでした。








黒釉皿と琺瑯皿。共にフランス製で、ほぼ同径の楕円形です。琺瑯は小振りな盆やトレイ等にも向いていそうで、エッジが効いています、19世紀終わり頃。




琺瑯製楕円皿 フランス19世紀 26cm横幅 15.5cm縦 3cm高さ 売約済み





黒釉楕円皿は南仏の1900年代前半vallauris窯のもの。かのピカソも長年滞在し、この窯のある街で陶芸作品を制作したそうです。南仏らしい緑や黄色の釉薬が多く見られますが、比較すると黒釉はやや珍しいと思います。






黒釉楕円皿 フランス20世紀前半 24cm横幅 15cm縦 3cm高さ 売約済み

深い深い赤紫色、バーガンディー色の黒釉。同径ながら、異素材の黒と白の対比を眺めて楽しみます。









明日11時より開店いたします。
ほぼ1ヶ月ぶりの営業、手持ちで持ち帰った荷物からぼちぼち並べていきます。


先日掲載した小振りなフレンチコファー。
全体写真のご要望をいただきましたので、詳細をご覧ください。

鋼の留具や細部の装飾と意匠は重厚そうでありながら、木材の薄さなどから軽みを感じるのはフランス的かもしれません。

王家や貴族が使用していたと思われる木箱。
宝飾品を入れた木箱と聞いていますが、若干、赤い彩色が全体に残っており、聖書や紙類を容れたバイブルボックスの可能性も考えられます。

重量は片手でも持ち運びが可能な程度。
ちなみに鉄の持ち手部分は、奥側に付けられており蓋の開閉に影響せず、持ち上げても開く心配はありません。










コファー フランス18世紀前半頃 46cm幅 26cm奥行 17cm高さ
売約済み








ある程度以上の大きな品物はすべてコンテナに積みましたが、この木箱はスーツケースにぎりぎり入ったので、持ち帰りにした18世紀前半頃の小さなコファー。

真鍮に打たれた百合紋章や金具の細かな意匠が楽しいもの。宝飾品や貴重な紙類を保管したようです。こちらも土曜から店頭に並べますので、ぜひご覧ください。






hondakeiichiro

Author:hondakeiichiro
「本田」
〒500-8068 岐阜市上太田町1-7
醸造会館1F
T+F 058-264-2980
OPEN 11:00-18:00
CLOSED on Thursday , Friday




WEB SITE|
hondakeiichiro.com


INSTAGRAM|
@hondakeiichiro



8月の休業日|
9(木)、10(金)、16(木)、17(金)、23(木)、24(金)、30(木)、31(金)








企画展 2018 |

chikuni exhibition
2018.10.13 sat - 21 sun




お問い合わせ|
keiichirouhonda@gmail.com