厚く黒釉の掛かった大振りの徳利。
まるで西洋のボトルや古いガラス瓶を写したような形状。

すっきりとした姿は、用途の為に意図的に生み出されたものなのか。
艶のある黒さでこんな瓶形だと、遠目に見ると、ほんとにオニオンボトル等の西欧ガラスの類みたいです。

先日の四国仕入れのものですが、細かく灰白色の素地は美濃か瀬戸産ではないかと思っています。
そしてこの黒々とした黒は、天目釉のように自然発生的に生まれた黒ではなく、意図して生み出された黒。以前紹介した漆黒釉と同じなのですが、敢えてこの黒さは単純に黒釉と呼びたい潔い黒です。
また、漆黒釉も江戸中期以降は各窯業地で製産されており、一概に産地を特定することも難しそうです。

見た目よりも軽く薄造り、その陶工の技量に関心します。
花器にも良いですが、そのまま置いて、凛とした佇まいを愉しみたい瓶です。


※追記
その後、土佐の尾戸焼(能茶山焼)ではないかと、古民藝に詳しい方より教えていただきました。仕入れ地(四国内で土佐にも近い場所)や形状と資料から推測して間違いなさそうです。ちなみに、尾戸焼と思われる別の焼物も、後日改めて紹介できればと思います。失礼しました。 1/18









黒釉徳利 幕末頃 27.5cm高 売約済み









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