“ものがたりの西洋工芸”

フィレンツェを訪ねた際に、ルネサンス期の彫刻や織物、宗教美術を揃えた骨董店が軒を連ねているのは圧倒されました。もちろん手が出る価格でもなく、フェイクも怖いしおそるおそる退散した次第です。仕入れはほぼ出来ませんでしたが、ただ街を歩くだけでも、床や外壁にも彫刻や美術が隠されていて、思わずため息。見惚れるだけで帰ってきました。

こちらはルネサンスも末期、フィレンツェ或いはヴェネツィアの工房で作られた骨製の“悲しみの聖母”です。

イタリアでは古い婚礼用の匣や宝石匣に、こうした骨製の細工物を嵌め込んだ美術品があります。この聖母も腰と足元に穴があり、匣のかざりの一種と思われます。

およそ9cmのレリーフの中に刻まれた聖母の顔立ちと濃密な時代性には、サイズ以上の大きさを感じてしまいました。
山羊の脚部の骨を用いて、よく磨かれ巧みに削りだしたイタリアの工芸品。小さな骨片に物語をみます。


骨製聖母像 フィレンツェ或いはヴェネツィア 16世紀-17世紀 8.8cm(本体)21.5cm(台)


“ものがたりの西洋工芸”

於 gallery FUURO
antique & brocante 目白

2019年
12月7日(土) 12:00-19:00
12月8日(日) 10:00-17:00
東京都豊島区目白3-13-5







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