
「珈琲盆」
西洋の金属器のようですが、軟らかで軽いトチノキ(栃)に弁柄漆が塗られた漆器盆です。
栃とはマロニエ、パリの街路樹。
その名に応えて、フランスの珈琲の色が染みた八角カップと仏製硝子片口をあわせてみました。
硝子片口は珈琲2人分くらい、なにかと使えます。
洋風建築にアイス珈琲は、苦くて甘美な大正浪漫のようです。
ちなみに本展は、盆や敷膳が展示作品の7割ほどを占めますが、ほぼ漆が塗られている器ですのでお皿としても用いれます。
この珈琲盆も、むしろ漆器皿を盆に代えている印象。
昨日、沢山の盆が届いて展示変え中。
展は明日よりスタートします。

山本美文 木工 展
会期 6/27(土) - 7/12(日)
時間 12:00 - 18:00
定休 木,金休み